前回、金木研が霧嶋アヤトに対し秘密を教えてあげようかと言った所で終わっていました。金木研の言う霧嶋アヤトの秘密が明らかになる東京喰種8巻第75話「秘密」を、ネタバレ注意でご紹介します。
親父を思い出す

秘密を教えるというカネキに対し、アヤトは意味が分からないと言います。カネキは聞く耳を持たず、アヤトがアオギリで何をしようとしているのかを教えると続けます。アヤトは人間を殺すためと答えますが、カネキは確信からずれていると否定します。
おまえにわかるわけがない、アヤトはカネキを睨みつけます。カネキは、アヤトは強いと言い、ヤモリはアヤトを嫌っていたが、認めていたから手を出さなかったと説明します。鬱陶しいと言い、カネキを攻撃するアヤトでしたが、顔を膝で蹴られてしまいます。
「そのまま黙って聞けよ、話してる」カネキは恐ろしい顔でアヤトを制止します。そんなカネキにアヤトの怒りが増していきます。カネキの目つきや態度、喋り方からアヤトは父を思い出すようで、最初からカネキが気に喰わなかったと言います。
「死ね、消えろ、所詮ハンパのくせに」アヤトは怒りにまかせてカネキを攻撃します。
庇ったんでしょ?
ヤモリは強かった、カネキは唐突にアヤトにそう切り出します。あんていくが襲われたとき、トーカはヤモリに飛び掛かろうとしましたが、割り込んだアヤトに倒されました。
→東京喰種ネタバレ6巻第52話「強奪」
カネキは、トーカがあのままヤモリと戦っていたら殺されていたと言います。ですが、アヤトは割り込んで一撃を加えました。
「庇ったんでしょ?トーカちゃんが殺されないように」カネキはアヤトにそう告げたのでした。
カネキが屋上についた時、トーカの無事を知って安心したと同時に、なぜアヤトがトーカを殺さないのか疑問に思っていました。もしアヤトがトーカを殺すつもりなら、とっくに決着はついているはずです。「ハンパ野郎は君だよ」これがカネキの言うアヤトの秘密です。
アヤトは少し黙りましたが、妄想もそこまで行くとすごいと否定します。
半殺し
話が終わるや否や、カネキはアヤトの顔を蹴飛ばしていました。倒れたアヤトの足を赫子で固定し、さらに床を突き破って下の階へと降りていきます。倒れたアヤトを見下ろすカネキは、半殺しの定義を語ります。
カネキは、半殺しは死ぬような行為を半分行うことと言います。ですが、上半身と下半身だとダメージの差が大きすぎるので違うし、臓器も分類が難しいと話します。次にあがったのが骨、骨は左右対称なので半分にしやすいそうです。
ヒトの骨は大体206本あるので、今からアヤトの骨を103本折る、カネキはアヤトにそう言い、骨を折っていきます。カネキは、腕から手、脚、顔と骨の名前を説明しながらアヤトの骨を折っていきました。
苦しむアヤトに対し、カネキは「トーカちゃんはもっと痛かったと思う」と冷たく言葉をはき捨てるのでした。
まとめ
カネキが言うアヤトの秘密が明らかになりました。なんとアヤトは自分がトーカと戦うことで、トーカを守っていたのです。そしてアヤトは、カネキの言う半殺しの目に合ったのでした。