東京喰種:re 100話「赤い手の」ネタバレ｜10巻

前回の東京喰種:re第99話では、金木研を「隻眼の王」とした組織「黒山羊」が発足しました。CCGの職員たちが迷いを見せる東京喰種:reネタバレ100話「赤い手の」、ネタバレ交じりでご紹介していきます。

 

 

足りない特等会議

東京喰種:reネタバレ100話「赤い手の」は、人数が減った特等会議から始まります。そこには、憔悴しきった和修政がいました。自分以外の和修家が全員殺害され、さすがにショックを受けているのでしょう。田中丸は参加していますが、安浦はまだ入院しているようです。

 

宇井が、アレはどうするのかと政に尋ねます。ピンとこない政、アレとは和修常吉の推薦状のことです。推薦状は、対策局次期局長に、旧多を推薦するという内容です。もちろんこれは旧多の策略です。

 

本来であれば、実績のない分家の旧多ではなく、実績のある長子の和修政が継ぐべきです。しかし、政は今ほぼ廃人と化しているため、特等たちも迷っています。そこへ旧多がやってきます。

 

宇井は、旧多に佐々木琲世について聞きましたが、大した答えは帰ってきませんでした。琲世の足取りは既に途絶えているみたいですね。宇井は、和修どころかCCG自体がもうだめだと感じていました。

 

黒磐も、五里や武臣、倉元に我々の出来ることをと声をかけます。倉元は、平子から何か聞いていなかったのかと宇井に尋ねます。平子や琲世と深く関わっていた倉元は、かなりショックを受けているようです。そんな倉元に、宇井は私情を捨てないと大切なものを失うと声をかけて去っていきます。

 

しかし、大切なものに疑問を持つ宇井、尊敬していた師有馬、自分を理解してくれていた先輩平子、手塩にかけて育てた同僚ハイル、距離を縮めようと必死だった後輩琲世、いまは誰もいません。

 

「全部失ったじゃないか私は、なぜ戦う宇井郡」、そう呟き、宇井は涙を流していました。

 

 

鈴屋の決意

篠原の病室には、鈴屋と黒磐がいました。鈴屋は琲世について、特等になるのかと思っていたら王様になったと言います。鈴屋はずっと琲世が敵になったらと考えていたようです。鈴屋は、そこらへんの喰種に負けるつもりはないが、琲世は強そうだと笑います。

 

「斬れるのか」と聞く黒磐、鈴屋は、琲世は友達だが篠原の代わりをつとめると決めていると答えます。鈴屋は笑っていましたが、その顔はどこか悲しそうに見えました。

 

一方その頃、瓜江は和修政のもとに来ていました。政は、瓜江に元上司を殺せるかと聞きます。そんな政に瓜江は、あなたに必要なのは確認ではなく命令だと言います。そのうえで、旧多が局長などあり得ないと進言します。

 

瓜江の言葉を聞き、次第に息を吹き替えす政、彼はどうやあ和修家襲撃の黒幕が旧多だと睨んでいるようです。そのため、旧多の動向にも注意するよう、瓜江に指示します。さすがに政は読みが鋭いですね。政は、瓜江が「好きかも」と1人で悦に浸っていました。

 

 

才子の苦悩

瓜江が部屋から出てくると、そこには六月と才子がいました。クインクス班は、金木について調べているようでしたが、未だに情報は出てこないようです。才子は、本当に琲世が犯人なのかと辛そうにしていました。

 

そんな才子に私情ははさむなと言う瓜江、自分たちがやらなければならないと諭します。瓜江はどんどん強くなると言う才子、六月にモヤモヤしているのは自分だけかと心配そうに聞きます。六月は琲世を信じていると言います。なにか理由があるはずだと。そんな六月に才子は、本音で話してほしいと言います。

 

「みんなに隠していること、あるじゃろ？」

 

そう聞く才子に対し、六月の答えは自分が女だということでした。才子に謝り、六月は穂木と去っていきました。しかし才子は腑に落ちないようです。才子は六月にあることを感じていました。

 

「違う、違う、むっちゃんからヒトの血の匂いがすんのよ」

 

才子も、六月が女だと言うことは知っていたようです。六月は、人間の食事がとれなくなっているんでしょうね。

 

その頃、万丈は寝ずにアキラの傷を治療していました。ヒトの体は治したことがないから、怖くて休めないようです。そんな万丈を気遣うヒナミ、万丈もまたアキラといて大丈夫なのかとヒナミを心配します。

 

アキラの父はヒナミの両親を殺しています。万丈は、そのことを心配しているようです。しかしヒナミは、「この人はお兄ちゃんの大事な人だから」と言うのでした。

 

一方、金木はなぜか旧多と接触していました。

 

 

まとめ

クインクス班の中で、才子だけが1人悩み、苦しんでいるようですね。瓜江と六月は考えないようにしているのかもしれません。それにしても才子は、六月の事、亜門の事、琲世の事と悩みの種が多いようですね。相談できる相手はいないようですので、こんな時に不知が生きていたらと思ってしまいますね。