東京喰種:re 31話「ピュート」ネタバレ｜3巻

前回の東京喰種:re第30話では、ついに鈴屋什造が班員らとビッグマダムを駆逐しました。佐々木琲世が金木研と対話しながら滝澤政道に挑む、東京喰種:re第3巻31話「ピュート」の内容を、ネタバレしつつご紹介していきます。

 

 

君を救う

東京喰種:re第3巻31話「ピュート」は、自身の中に存在する金木研と対話する佐々木琲世から始まります。金木は琲世に「僕がこわい？」と聞いていました。琲世は「うん」と返事をします。

 

理由を聞く金木、琲世は「だって君は強いから」と言います。琲世は、金木は穴がぽっかり開いていて、その巨大な空洞に飲み込まれそうだと話します。そして、その穴を埋めているものが、強さなんだとか。

 

琲世は、「金木には勝てない、現にもうどっちが身体を動かしているかわからない」そう金木に告げます。「このまま消える、もう意識が…」消えそうな琲世、しかし金木はそんな琲世の名前を呼びます。

 

「僕を見て、僕は強くなんてない、僕を消さないで」、琲世が見つけた金木は、涙を流す白髪の子供でした。「怖かったのは君もなんだ」、琲世が金木のことを少し理解したようです。「わかった」と呟く琲世、戦っている滝澤の顔の肉を食べます。

 

「僕が救う、君を」、ついに決着の時がやってきました。結果は同士討ち、2人とも倒れます。そこへ白いフードをかぶったCCGの捜査官たちがやってきます。

 

 

別動隊

オークションが開催されたこの日11月11日は、大規模なクインケ鋼の移送日でもありました。前回の経験を活かし、「オークション掃討作戦」を実行する和修政の部隊とは別に、丸手特等指揮のもと、移送車を警護する部隊としてS3班が配置されていたそうです。

 

すると案の定タタラ率いる部隊が襲撃してきたようで、これを準備していたS3班が撃退したそうです。S3班は、任務を終えてからオークション会場に駆け付けたようで、宇井や法寺といった特等捜査官が、館外の喰種たちを制圧して回ります。

 

これを見たピエロやアオギリは退却を始めます。アヤトだけは、ヒナミがまだ中だと退こうとしませんでしたが、ナキに諫められます。オークションに参加していたクロックムッシュと呼ばれる人物も、カナエや松前らと退いていきました。松前は彼を観母（みるも）様と呼んでいます。どうやら月山習の父親のようですね。

 

 

所有権は僕が

大ホールに駆け付けたのは、有馬達でした。ヒナミに詰め寄る有馬、死を覚悟するヒナミでしたが、琲世が口をはさみます。「その子は僕の…」、琲世が有馬に近づいていると、アキラがホールに入ってきます。

 

そこでアキラは衝撃の事実を知ってしまいました。アキラと滝澤、死んだはずの同期が、喰種となってアキラの目の前に姿を現したのです。滝澤は「真戸だ」と笑いながら、逃げていきました。

 

不知、瓜江は、両名とも力なく座っていました。瓜江の周りでは、彼を讃える声はなく、聞こえてくるのは素手で喰種を倒したという黒磐武臣の噂ばかりでした。「さすが特等のご子息」、同じく特等だった親をもつ瓜江には辛い言葉でしょう。

 

さらに、逃走するアオギリのグループに追い打ちをかけた人物がいました。現場には共喰いの形跡があったそうです。そこに立ち尽くすフードの人物が、その人物は「安久」と呟いていました。このフードの人物、その姿から亜門鋼太郎のように思えます。

 

滝澤も生きていましたので、亜門も実験体として生き残っていても不思議ではないでしょう。安久と呟いたのは、襲撃をしたのが安久クロナだということでしょうか？

 

一方、ヒナミへと向かう有馬を遮った琲世、ピリピリとした雰囲気が流れ、才子もうろたえています。琲世は有馬相手に堂々とこう言い放ちます。

 

「彼女は僕が追い詰めました、所有権は僕が頂いてよろしいですか？」

 

有馬は引き返し、琲世のために医療班を要請するのでした。琲世の脳内では、金木が「嘘ついちゃったね」と口元で人差し指を立てていました。

 

 

まとめ

ついに「オークション掃討作戦」が終わりました。今回の作戦、クインクス班にとってかなり厳しい戦いとなりましたね。この後、班員たちはそれぞれ何を思うのでしょうか？