東京喰種:re 53話「夢」ネタバレ｜6巻

前回の東京喰種:re第52話は、最後に佐々木琲世らの前にエトが登場した場面で終わっていました。佐々木琲世の葛藤が終わりを迎える東京喰種:re第6巻53話「夢」、ネタバレですがかなり盛り上がる回ですのでご覧下さい。

 

 

耐える宇井

東京喰種:re第6巻53話「夢」は、和修政がのるヘリコプターから始まります。政は、指揮をとるだけで功績が加算される自分の仕事を、ボロい商売だと考えていました。ついでに宇井が殉職すればなお良いと考えているようです。

 

すると、ヘリコプターが破壊され、墜落していきます。政は、ヘリコプターから飛び出し、ワイヤーでビル内に逃げ込みました。ヘリコプターを破壊したのは、屋上へと向かうエトです。邪魔だったのでしょうか？

 

一方、琲世は登場したエトの一撃を受け、のびていました。「有馬貴将なら避けますよ、きみは喰らいたがりだね～」エトはそう言い、笑っていました。「時間がないよ！あなたもう死ぬのだから習さまに見てもらお」エトはそう言って、カナエを動かします。

 

その頃、宇井は東京の駅の名前を頭の中で呟きながら、どこかへ歩いていました。脳内にはハイルとの思い出がよぎります。宇井は何も言わず、クインケを強く握りしめていました。おそらくハイルの遺体に会ったのでしょう。

 

そこへ生存者がいるとの報告を受けます。宇井が向かうと、そこには旧多がいました。旧多は事の顛末を説明します。まず敵一体が決死の覚悟でハイルと相打ちに、続くもう一隊は伊丙班を全滅させ、キジマと刺し違える形で死亡したと言います。

 

もちろん、これは旧多の嘘です。旧多は自分が傷を負っているように細工していました。さらに松前の遺体から赫子を取り外し、その赫子を残った伊丙班の1人に突き刺していました。報告後、キジマの名を呼び涙を流す旧多、しかし実際は笑っていました。

 

 

劣勢の琲世と不知

カナエはエトの言葉通り、琲世に攻撃を続けます。琲世はエトの攻撃を受けたことで、すでに力尽きているので、抵抗できません。攻撃を受け続ける琲世、一方で不知らもノロの前に劣勢となっていました。

 

才子の無事は確認してる不知ですが、後は分からないと言います。なんと不知は、単独でノロに挑んでいるのです。残りの連中はやられてしまったのでしょうか？

 

 

おやすみハイセ

その頃、琲世は不知や皆の事を心配していました。すると、目の前に金木が現れます。「僕を救うんじゃなかったの？」倒れる琲世を金木が見下ろします。手を伸ばす琲世、しかし、「黙れ」と言いながら、その手は金木の首を掴んでいました。

 

金木の首をしめる琲世、金木は「それでいいんだよ糞野郎」と笑います。首を絞められる金木は、ある事を思い出していました。それは母にぶたれる記憶でした。他愛ないおねだりをして、金木はよく母にぶたれていたようです。金木の家庭の闇が、徐々に明らかになってきています。

 

金木は梟討伐戦の地下で、死神に会えて嬉しかったそうです。死神というのは有馬のことですね。「母さんみたいな虫ケラのようにぼくも…」、でも金木は生き残ってしまいました。

 

金木と琲世は鉄塔の上で話をしていました。金木は、いいことでもわるいことでも、なにかみんなに愛してもらえるようなことをして、かっこよく死にたいと言います。それが金木の救いだそうです。「できる？」と聞く金木、琲世は「うん」と答えます。

 

金木の救いは眠りと幸せな夢です。琲世は金木を救いたいと言っていましたよね？おそらく金木の望みをかなえてあげるのでしょう。

 

「僕は幸せな夢。目が覚めてすこし泣いたらそれでおしまい。いつの間にか欲しがっていいって勘違いしてた。夢はもういい」

 

「おやすみハイセ」

 

 

まとめ

旧多はかなり危なそうですね。今までキジマの陰に隠れていましたが、キジマがいなくなったことで、好き放題し出しています。実力を隠していたことといい、仲間を殺したりだますことといい、何か目的がありそうですね。そして最後の金木と琲世の絡み、これは琲世が消えて、身体を明け渡したということでしょうか？