東京喰種:re 57話「悔いて笑む」ネタバレ｜6巻

前回の東京喰種:re第57話では、金木研がエトを撃退した所で終わっていました。「月山家駆逐作戦」が終わりを迎える東京喰種:re第6巻57話「悔いて笑む」、ネタバレありですがご紹介していきます。

 

 

月山の処遇

東京喰種:re第6巻57話「悔いて笑む」は、エトの赫子を喰べる金木研を姿を、宇井が見つけた所から始まります。「君は一体なにを」と問いかける宇井、金木は何事もなかったかのように「梟との戦いで消耗したのでその補給を」と答えます。

 

動揺しながらも1人で駆逐したのかと聞く宇井、金木はすんでの所で逃亡されたと答えます。金木は、致命傷を与えたが、エトはまだ生きていると考えています。金木に頭の血を拭きなよと言う宇井、しかし金木はまだ仕事が残っていると言います。

 

残りの仕事、それは月山習の処遇です。金木は記憶が戻っているので、月山の事も思い出しています。さらに今は宇井がいるのでかばいようがありません。金木は宇井に経緯を説明します。

 

屋上につき月山と対峙したが、途中で梟の妨害を受けたと言います。このことから月山家とアオギリは繋がりがあったと言います。そしてカナエを見て、月山家の従者でしょうと説明します。

 

金木は赫子で月山を刺し、「このまま駆逐します」と言います。宇井はカナエを処理するようです。「これが君の選ぶ道か」と金木を見る月山、金木は先程自分がカナエにされたように、月山をビルの端まで連れていきます。

 

いつでも月山を落とせる位置に来た金木は、カナエの事を観察していました。カナエがまだ生きており、今の状況を見ていることを確認した金木は、月山を屋上から落とします。するとそれを見たカナエが、月山を追ってビルから飛び降りました。

 

 

こんな幸せでいいのかしら

月山を追って飛びおりたカナエ、「習さまあああ」と名前を呼びながら彼を追いかけます。金木は「さようなら月山さん、もう行くよ」と呟き、涙を浮かべていました。

 

カナエは月山に追いつき、彼を抱きかかえます。「カナエ、放せ、お前だけでも」と言う月山、しかしカナエは「おことわり申し上げます！！」と言い切ります。ここから2人はドイツ語で話を始めます。

 

「私はあなたを守る、あなたは私のすべて！！」カナエは月山にそう伝えます。そして、我儘を言わせてと最後に自分の思いを月山に伝えます。「最後にあなたに名前を呼んでほしかった、私の本当の名前を」カナエの想いが言葉になって溢れます。

 

「聞こえなくていい、あなたにお願いしているわけじゃないの、世界に叫んでいるのです。この命が消える前に」、「愛しい習さま、このようにあなたを胸に抱ける日をどんなに夢想したことか」「習さま私をお許しください、あなたを愛してしまったこと、どうかお赦し下さい」

 

これを聞いていた月山は、カナエの顔に触れてこう言いました。

 

「大丈夫、誰もお前を罰しはしないよ、Karren」

 

月山はカナエの本当の名前を知っていたのです。涙があふれるカレン、彼女は赫子を使い、月山の身体を宙に投げました。月山がカレンに向けて何かを叫んでいます。カレンは落ちていく中、こう考えていました。

 

「人生で不幸なこと、自分らしく生きられないこと」、「人生で幸福なこと、自分らしく死ねること」、「ああ私、こんな幸せでいいのかしら」カナエは最後の最後で、幸せに包まれながらその生涯を終えたのでした。

 

 

自分の弱さを呪いなよ

一方、金木はクインクス班のもとに来ていました。瓜江が金木を睨みます。「不知はあなたに会いたがっていたぞ、アンタが早く戻ってきていれば」瓜江は金木に怒りをぶつけようとします。しかし金木は、「ぼくのせいか？」と聞き返します。

 

彼のそばで戦っていたのは誰だと聞く金木、この世の不利益はすべて当人の能力不足だと教えます。「呪うなら自分の弱さを呪いなよ」、瓜江も自分の力不足を理解したようです。金木は不知に近づき、彼の遺体を抱きしめていました。

 

 

まとめ

ついに月山家との戦いに決着がつきました。カナエは最後にカレンと呼ばれ、幸せだったようです。カナエに助けられたと思われる月山はどうなったのでしょうか？今回は、CCGにとっても月山家にとっても辛いことばかりでしたね。