東京喰種:re 63話「葬生樹」ネタバレ｜6巻

前回の東京喰種:re第62話では、流島から逃走しようとする鉢川班が、滝澤政道に襲撃されていました。鉢川班が窮地に陥る東京喰種:re第6巻63話「葬生樹」、ネタバレでも良ければご覧下さい。

 

 

鉢川倒れる

東京喰種:re第6巻63話「葬生樹」は、死堪に鼻を喰いちぎられた鉢川から始まります。攻撃された鉢川を見て、穂木が死堪に切りかかります。しかし、死堪は穂木の攻撃をすべて躱します。

 

この様子を見た鉢川は、「下がってろあゆむッ」と穂木を退かせ、遠距離攻撃のクインケで死堪を狙います。しかし、攻撃は全て滝澤の赫子で防がれ、さらに滝澤の攻撃でクインケを破壊されます。

 

そのまま鉢川は、死堪の赫子に貫かれて倒れてしまいます。鉢川の死に動揺する穂木、死堪は続けて穂木らを赫子を飛ばして攻撃してきます。六月は赫子でこれを防ぎ、穂木を抱えて海に飛び込みました。

 

それを見た滝澤と死堪は、「鉢川喰う？」と相談していました。どうやら六月らは追わないようですね。

 

 

いい思い出

海に飛び込んだ六月らは、洞窟のような場所に避難していました。穂木は先程の死堪の攻撃で右腕に傷を負っており、六月はこれを手当てしていました。流島がアオギリの本拠地ということは明らかになったので、あとは帰って報告するだけです。

 

六月は手当てをしながら、鉢川は立派だったと思うと言います。すると穂木は、鉢川の過去の話をしてくれます。昔、鉢川の所属していた班は、ブラックドーベルの掃討任務にあたっていたようです。だからブラックドーベルのボスである入見と鉢川は知り合いだったんですね。

 

この任務中、ひとりの民間人を助けようとした捜査班が、1人を除いて全員殉職したそうです。これが鉢川の所属していた班で、以降鉢川は性格が変わってしまったそうです。鉢川には意外な一面もあります。

 

穂木はソバカス面が嫌で髪を伸ばしているそうですが、鉢川は自分の傷だらけの顔を見せ、ソバカスどころじゃないと彼女を励ましたのです。たとえ相手がどんな人間でも、いい思い出がひとつでもできてしまったら、嫌いになるのは難しいと穂木は話します。

 

六月も、琲世のことを思い浮かべ、わかるかもしれないと答えていました。六月も、別人のようになった琲世がどこに向かおうとしているのかわからないようでした。そもそも人格が変わっているので、当たり前と言えば当たり前なんですけどね。

 

そんな話をしていると、急に隣にトルソーが現れます。トルソーは、いきなり穂木の髪を掴み、彼女を洞窟の壁に叩きつけました。倒れる穂木、トルソーは六月の首を絞め、「僕に会いにきてくれるなんてー？」と嬉しそうに話します。

 

 

エトの言葉

一方、Vに呼び出された有馬と旧多、金木が捕らえた高槻は王かどうかを聞かれていました。可能性は高いという2人、質問しているのは、以前芳村の所にきていた芥子という人物です。ちなみに旧多は旧多二福（ふるたにむら）というそうで、芥子からは二福と呼ばれています。

 

芥子は、エトがCCGにいるうちはカゴの鳥も同然だが、功善の娘だから注意は怠るなと忠告します。さらに「リゼに出歩かれるのはかなわん」と言う芥子、そちらは有馬に任せると言います。元気になった場面は見ていませんが、リゼが出歩いているのでしょうか？

 

旧多には、金木とエトの監視を命じます。そして芥子は、「功善は犬死だな」とひとり笑っていました。

 

その頃、エトは金木に付き添われて髪を切っていました。金木は、髪を短く切ったエトに対し、似合っていると誉めていました。そして、エトは金木に頼みがあると切り出します。どうやら、編集部と対策局に便宜をはかってもらい、高槻泉としての最後の作品に関する会見を開かせてもらえることになったようです。

 

エトはその会見に、金木も同席してほしいと頼んできました。どちらにしろ監視は必要だろうと言うエト、「きみに見届けてほしい」と話します。会見はTVで放送され、エトの隣には金木の姿があります。

 

「:re」のトーカらや、アヤトらアオギリの連中、クインクス班の瓜江らもTVで会見を見守ります。エトは、文字通り、高槻泉個人のいのちをかけた作品になると言います。その頃、ヒナミは廃棄の日が決まり、鯱は何者かに追われていました。

 

エトは、作品の紹介の前に、自分について伝えたいことがあると言います。その後、エトは衝撃的な言葉を口にします。

 

「私は喰種です。最後の作品は私と同じようにこの世に生まれ間違え血肉を貪る、孤独な同胞たちの為に書きました」

 

金木は、高槻の隣で驚きを隠しきれていませんでした。

 

 

まとめ

流島では偵察班が最悪の展開になりつつあります。鉢川は滝澤に襲撃されて殉職し、鉢川が身を挺して逃がした穂木や六月もトルソーに目をつけられます。これで、生還する可能性があるのは穂木だけになりました。トルソーにやられてなければですが…。

そしてTVで喰種だと公表したエトの目的は何なのでしょうか？喰種のために書いたという最後の作品も気になりますね。これは大きな動きがありそうです。