東京喰種:re 65話「重歩」ネタバレ｜7巻

前回の東京喰種:re第64話では、芳村エトがVに関する情報を金木研に教えていました。鯱が有馬貴将と戦う東京喰種:re第7巻65話「重歩」、ネタバレありでも良ければご覧下さい。

 

 

有馬の目

東京喰種:re第7巻65話「重歩」は、有馬と向かい合う鯱から始まります。鯱は有馬を「所詮、和修の傀儡よ」と称していました。「屠る！！」と鯱が地面を砕くほどの強い一撃を繰り出し、戦闘が始まります。

 

相手は有馬だけでなく、0番隊もいます。地面を砕く鯱でしたが、全員がワイヤーを使って近づいてきます。有馬は、ナルカミを使い、攻撃してきます。しかし、鯱はそんな有馬に違和感を覚えていました。

 

鯱は、有馬の異様な間合いを気にしています。そして、違和感の正体は、目だという結論に至ります。鯱は、飛び掛かってくる捜査官2人をはねのけ、ある事を考えていました。

 

少し前でしょうか、鯱は四方の所に来ていました。そこにはニシキもいます。鯱は、「功善の意思を継ぐ貴様らにこれ以上の重荷は不要」と言い、リゼを連れに来ていました。「あれはわれわれの手に負えるものではない」、鯱はリゼの事をそう言います。

 

手に負えないのになんでそこまでするのか？と聞くニシキ、鯱は「子を守るのが親の役目だろう」と答え、去っていきました。リゼはすでに鯱が連れ出していたんですね。では彼女は今、どこにいるのでしょうか？

 

「我が武はこの日のためにあり、貴様の弱点は死角」そう考える鯱は、有馬の死角を狙いにきます。有馬の右後方から迫る鯱、しかし、有馬は死角を突かれることを読んでいたのか、見もせずにナルカミで鯱を攻撃します。

 

その攻撃は鯱をとらえ、瞬く間に有馬の勝利となりました。「敵ながら天晴れ」と言いながら倒れる鯱、「その目でよくやるものだ」と感じていました。「リゼ、逃げろよ」、鯱は心の中で、そう呟くのでした。

 

 

動き出す金木とアヤト

その頃、クインクス班はジムでトレーニングをしていました。軽快に走るシャオの隣で、才子はすでに倒れそうになっています。瓜江も鬼気迫る表情でバーベルを上げており、髯丸や安浦は感心していました。

 

そこへ珍しく金木がやってきます。金木は瓜江を呼びだしました。

 

一方、6区でリーダーをする万丈は、「王のビレイグ」を読んでいました。喰種のために書いたのなら、もっとひらがなを増やすべきだと言う万丈、本を読むのに苦戦しているようです。

 

そんな万丈に、内容は良かったと言うガスマスクの人物が。86と書かれたマスクをするこの人物、以前捜査で瓜江らが接触した人物ですね。この人物も「王のビレイグ」を読んだそうで、本が読める奴なら心動かされるのではと言います。

 

「動くってどういう風にだ？」と聞く万丈、「隻眼の王に現れて欲しい、と」と、ある人物が答えます。そこにいたのは、アヤトでした。「なにしに来た？」と警戒する万丈、アヤトは「話したい」と答えます。

 

 

コクリアをめぐって

瓜江を呼び出した金木、瓜江は会見でエトに発言をさせたことを咎めていました。社会的な影響は大きく、喰種の権利保護を訴える団体までいるそうです。その団体には、喰種研究家の小倉もいるようですね。

 

金木は本題の話を始めます。金木は流島の作戦には参加しないようです。この作戦中、有馬班の目的は最重要防衛対象の警護のとのこと。流島に多くの戦力が投入されるため、手薄になった本土の防衛が任務です。

 

一方、アヤトはその手薄になった本土を狙おうとしているようです。コクリアでは、近々大規模な廃棄があるようで、ヒナミがそのリストに入っている可能性は高いと言います。アヤトはヒナミを助けるため、コクリア破りを実行しようとしているのです。

 

万丈の所に来たのは、その手伝いを依頼するためでした。そして、この時コクリアの防衛に回るのは有馬班、つまり金木研たちです。ここで両者がぶつかることになってしまうのでしょうか？

 

金木が瓜江に伝えに来た言葉は、「六月くんを助けてあげてほしい」でした。言われずともそうすると答える瓜江、金木は「頼んだ」と悲しそうにほほ笑んでしました。瓜江はその時の金木の表情が気になるようでした。

 

金木がいう「助けてあげてほしい」には、どこか深い意味が込められているような気がします。「頼んだ」という言葉もそうですが、単に作戦に参加できないからといった話ではなさそうですね。これは何かありそうです。

 

場面は変わり、旧多はエトの所に来ていました。ショートもお似合いですねという旧多、エトは「黙れ嘉納のピエロが」と一蹴していました。

 

 

まとめ

鯱が言う有馬の死角の話、目が悪いということなので、単純に考えれば鯱が狙った右側の目が悪いということでしょうか？その状態でも最強と言われる有馬はどれだけ強いのでしょう。

そしてコクリア破りを実行するというアヤト、金木と戦うことになってしまうのでしょうか？ただ金木の様子がおかしいのも気になります。まるで全てを瓜江に託したかのような物言いでした。そしてエトが言う嘉納のピエロ、これにはどんな意味があるのでしょうか？