東京喰種の考察|ナァガラジの正体は!?

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東京喰種:re 131話で、アヤトが話をしていた地下の喰種3人、彼女たちから「ナァガラジ」という人物の名前がでてきました。この「ナァガラジ」の正体はいったい何者なのでしょうか?

ここでは東京喰種:reで登場した「ナァガラジ」の正体について考察していきます。

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東京喰種の考察|ナァガラジの正体は!?

ここからは、「ナァガラジ」の正体について考察していきます。

東京喰種:re 131話で、アヤトが捕らえた3人の地下喰種は、街を壊したのは「ナァガラジ」だと話していました。

この地下喰種3人は、喰われることを恐れていましたよね。つまり、街を壊した「ナァガラジ」なる人物が、共喰いをしていたと考えることが出来ます。では「ナァガラジ」の正体はいったい何者なのでしょうか?

「ナァガラジ」は、かつてCCGを壊滅寸前まで追い込んだ伝説の「隻眼の喰種」だと思います。東京喰種:re 131話では、共喰いをするとテロメアの減少が抑えられ、寿命が延びるかもしれないとニシキが話していました。

伝説の喰種は「隻眼」、つまり人と喰種が混ざった存在です。となると、扱い的には金木のように喰種の力を使うたびに老化が進んでいてもおかしくないですよね。しかし、伝説の「隻眼の喰種」は、昔の話なので、生きているのであれば高齢ですよね。

もしこの年まで隻眼が生きているのだとしたら、共喰いで寿命を延ばしたとしか考えられないですよね。共喰いで寿命を延ばすために街を壊し喰種を喰らっている、この「ナァガラジ」こそが、伝説の「隻眼の喰種」なのではないでしょうか?

東京喰種の考察|ナァガラジの正体は和修?

では、「ナァガラジ」という名前はどこからきているのでしょうか?続いては、「ナァガラジ」という名前について考察していきます。

「ナァガラジ」に似た言葉として、「ナーガラージャ」というものがあります。ナーガラジャというのは、インドにおける蛇神の王たちを指します。仏教では、ナーガラジャは様々な竜王として取り上げられており、有名なのは八大竜王です。

そして、この八大竜王の中に、驚くべき名前が隠されていました。八大竜王の中に「和修吉(ワシュウキ)」という名前があったのです。「和修吉」と言えば、代々和修家のトップが受け継いできた名前ですよね。

今は「旧多二福」がトップになったので、「和修吉」を受け継ぎ「和修吉福」となりました。つまり、以前旧多が話していた和修のルーツというのは、この八大竜王の「和修吉」なのではないでしょうか?

それなら和修のルーツにちなんで、ラスボスを竜と名付けた意味も分かります。なにせ八大竜王ですからね。

なぜ和修家が「和修吉」なのか、これを紐解くカギは、八大竜王の「和修吉」にありそうですね。

東京喰種の考察|ナァガラジ和修吉の由来は?

ここで、なぜ和修家のトップに「和修吉」の名前が使われるようになったのか、その由来について考察してみます。

八大竜王の「和修吉」は、ナーガラージャの祖と呼ばれる「カドゥルー」とナシュヤパ仙との間に生まれました。「カドゥルー」は1000人のナーガの王ナーガラージャたちを生んでおり、「和修吉」もこの中の1人です。

ヒンドゥー教では、世界には7層の地下世界があるとされており、「和修吉」がいるのはそのさらに下で、頭で大地を支えていると言われています。ちなみに、「和修吉」は、千の頭をもつ巨大な蛇とされています。

これを東京喰種の世界で考えると、7層の地下世界というのは地下24区のことで、ここを支えていたと言うのは、和修がかつて地下24区を仕切っていたという意味ではないでしょうか?

和修は、かつて喰種の駆逐を生業としており、その強さを聞きつけた国が彼らを中心とした組織を作り、CCGとなりました。しかし、これは考えようによっては、地下から逃げ出そうとした喰種を駆逐していただけだととることもできます。

つまりCCGは、地下を治めていた現和修家が、たまたま国に認可されてCCGとなっただけであり、もとをたどれば地下で暮らしていた喰種の一族だということです。

地上に出るにあたって名前が必要となったため、地下から大地を支えていた八大竜王「和修吉」にあやかり、和修家と名乗り、当主が「和修吉」の名を受け継ぐようになったのではないでしょうか。

東京喰種の考察|ナァガラジの正体は和修一族?

それでは最後に、改めて「ナァガラジ」の正体を考察させていただきます。

地下から国の依頼を受けて地上に出たであろう「和修家」、その和修家を襲った伝説の「隻眼の喰種」、これらは同じ一族ではないかと思います。

和修家が地下を治めていたのだとすれば、おそらく国の求めに応じて地上に出ることに、賛成派と反対派がいたはずです。さらに言えば、どうにかして人間になりたかった喰種と、そうでない喰種がいたのではないかと思います。

現在も、和修は人間と喰種との間に子供を産み続けており、有馬はこれを、和修が人間になりたかったのでは?と推測していました。つまり、伝説の「隻眼の喰種」は、和修が人間になろうとした産物であり、そんな和修をよく思っていない派の人物なのではないでしょうか?

伝説の隻眼は、和修が人間になろうとして国の要求を受けたことを疎ましく思っており、喰種であろうとしなかった和修を怨み、CCGを襲ったのではないでしょうか?もしかすると、かつて「和修吉」の名を受け継いでいた人物なのかもしれませんね。

「和修」ではなく、あえて「ナァガラジ(ナーガラージャ)」と呼ばせたのは、自分は人に媚びた和修とは違うという強い意思の表れだったのかもしれませんね。

まとめ

結論として、「ナァガラジ」の正体は、伝説の「隻眼の喰種」であり、和修の血を継ぎながらも地上の和修を恨む者だという考えに至りました。

この「ナァガラジ」、その姿を現すのはいつになるんでしょうね?もしかしたら、すでに出演している人物という可能性もありますよね…。いずれにせよ真相が明らかになるのが楽しみですね!