漫画「東京喰種トーキョーグール」の考察に移っていきますが、今回は最新刊となる「東京喰種:re」10巻で発覚した瓜江久生とドナート・ポルポラの因縁についてです。瓜江久生といえば、クインクス班の班長かつメンターというかつての佐々木琲世のポジションを引き継いだ優秀な人物です。
一方で、ドナート・ポルポラは、神父と呼ばれていたSSレート喰種で、亜門鋼太郎の育ての親でもあります。ドナートは、ピエロという喰種集団に所属していたことが明らかになっており、クラウンと呼ばれていました。
瓜江とドナートの因縁とは?
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クインクス班の瓜江久生とドナート・ポルポラ、一見関係なさそうな2人ですが、実は意外な因縁があったことが最新刊で発覚しました。その因縁とは、瓜江の父瓜江幹人がドナートを捕えた捜査官だということです。
当時特等捜査官だった瓜江の父幹人は、部下の黒磐とともにドナートが経営していた孤児院に乗り込み、激闘の末、彼を捕えました。そこで発見されたのが、亜門鋼太郎です。どうやらドナートは、そのこと根に持っているようですね。
最新刊で、ドナートは瓜江を標的にします。瓜江と一緒に来ていた髯丸をあしらい、逃げ出す髯丸を追うこともなく瓜江と戯れます。ドナートは、瓜江が気に入っているのか、はたまた自分を捕えた幹人の息子である彼への嫌がらせなのか、ドナートは瓜江に精神攻撃を仕掛けます。
瓜江は、特等である黒磐巌の息子、黒磐武臣にコンプレックスを抱いているようですが、これは父のことが起因しています。彼の父瓜江幹人は、部下を守るために隻眼の梟に対して殿を務め、命を落としました。その時の部下に、黒磐巌がいたのです。
それ以降、瓜江は黒磐親子を良く思っていないようですね。というよりも、自分の夢だった親子で捜査官になった黒磐家の関係に、嫉妬しているのかもしれません。
ドナートはそんな瓜江に、本当に憎んでいるのは自分を残して他界した、父親だろうと言ってきます。必死で否定する瓜江でしたが、むきになりすぎたのか、喰種の力を使いすぎた瓜江は、赫子が暴走し、自分では戻れなくなっていくのでした。
ちなみにドナートは、人差し指だけで戦っていたようで、暴走する瓜江を見ながら、去っていくのでした。
ドナートが瓜江にこだわる理由は?
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ドナートが瓜江にこだわる理由は、父親が自分を捕えたこともあるかもしれませんが、それだけではないような気がします。根に持っていたのであれば、この実力差ならすぐにでも決着をつけることが出来ますからね。
となるとドナートが瓜江にこだわるのは、かつて彼が亜門鋼太郎を殺さなかった理由に誓いのではないかと思います。ドナートが亜門鋼太郎を殺さなかったのは、単純に親心から来るもののように思います。
ドナートが孤児院を営むのは、子供の肉が好きなのもあるかもしれませんが、それだけではない気がします。彼は、単純に子供が好きなのではないでしょうか?ドナートは、特に頭の良い子が好きなようなので、瓜江のことを気に入っているのかもしれませんね。
事実、ドナートがどこにいるのかを聞く瓜江に対し、ニコは獲物の下見では?と答えていました。これは瓜江のことをドナートが気に入っているからではないでしょうか?瓜江をピエロに引き入れたいのか、単に監視したいのかは分かりませんが、ドナートの標的となっているのは間違いなさそうですね。
瓜江とドナートはどうなる?
ドナートは、瓜江に対して心の傷をえぐるような精神的な攻撃を仕掛けていました。つまり、ドナートは瓜江のことをよく理解していることになります。これにより、瓜江は操られてしまうのではないかと考えています。
個人的な意見ですが、ドナートは瓜江を使って和修政を処分しようとしているのではないでしょうか?単純に、瓜江の事を気に入っているから目をかけるというのもあるかもしれませんが、それ以上に瓜江は協力な駒です。
現在、CCGにおいて和修政を守るのは、瓜江しかいません。つまり、瓜江さえ何とかすれば、和修政は処分できるのです。また、和修政を処分するにあたって、彼が今一番警戒しない相手は瓜江です。
つまり、瓜江を操って和修政を処分することができたら、何の労力もなく障害を排除することができるのです。和修家が壊滅した今、邪魔なのはもはや政のみです。ただ、政は頭がきれますし、現在の立場上、中々手を出せないのが正直な所でしょう。
政は、すでに旧多が怪しいと睨んでいるぐらいですからね。手を出して生き残られようものなら、全てが台無しになります。そこで瓜江の出番というわけですね。瓜江なら、警戒されずに政に近づくことが出来ますからね。
瓜江を殺さないのは親心によるものだが、和修政を処分するために瓜江を使う、これがドナートが瓜江に目をかける目的だと、結論付けさせていただきます。
まとめ
今回、瓜江とドナートの因縁から、ドナートが瓜江に目をつける理由まで考察させていただきました。この考察通りにいくと、中々精神的に辛い流れになってしまいますので、予想をしておきながらも、外れることを少し期待していたりもします。