東京喰種の考察|スケアクロウは誰?

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東京喰種を考察するにあたって、気になる存在といえば「スケアクロウ」ですよね。何かをするわけでもなく、誰と戦うわけでもなく、ただCレート喰種と認定されているだけの存在スケアクロウ、今回はそんなスケアクロウが誰なのかという点について考察していきます。

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東京喰種の考察|スケアクロウとは?

スケアクロウを考察するにあたって、まずは現在判明している情報を整理していきます。まず、スケアクロウは顔を「へのへのもへじ」と書かれた布で覆われている人物です。言葉も何を話しているか分からず、特に何をするわけでもありません。

一応喰種だと認定されてはいますが、特に害がないからかCレートに認定されています。スケアクロウは、オークション掃討作戦の時に初登場します。ここでも、オークション会場に参加してはいましたが、競りをするわけでなく、ただ何かを呟きながら座っていました。

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オークション会場では、滝澤にやられる佐々木琲世の声を大々的に放送したりもしていました。間違ってボタンを押してしまったようですが、真相はどうでしょう?

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続いての登場は、鉢川班が流島にアオギリの偵察に出た時です。この時、船で流島から脱出するスケアクロウを、六月が確認しています。

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このように、重要な場面にあらわれてはいるのですが、特に何かをするわけでもなく、CCGに狙われるわけでもありません。そもそも赫子を使うシーンすらないので、喰種かどうかも怪しい存在です。どちらかと言うと、裏でこそこそしている感じですね。

東京喰種の考察|スケアクロウはヒデ?

未だ正体を見せないスケアクロウ、果たしてこの人物はいったい誰なのでしょうか?様々な予測が飛び交う中、個人的な予想を紹介します。

まずはスケアクロウの正体が、主人公金木研の親友、ヒデこと長近英良だという説です。これは一番有力だと考えられていますよね。その理由について、私なりに考えてみました。

オークションの放送は琲世を守るため

まずは、オークション掃討作戦で、滝澤と琲世の声を館内に放送したことです。当時、あたかもボタンに触ってしまったかのように描写されていましたが、私はこれがわざとだったのではないかと考えています。

あの時、琲世が滝澤と戦っていたことは、ナッツクラッカー討伐組か、和修政以外知りませんでした。ナッツクラッカー討伐組には、林村、不知、才子がいましたが、ナッツクラッカーと戦闘していたので、もちろん琲世の状況など知り得ません。

また、和修政は知り得たのかもしれませんが、彼は琲世に滝澤という存在をぎりぎりまでひきつけさせ、残りの捜査官でビッグマダムなどオークションに参加していた喰種を駆逐させようと考えていたので、当然言うはずもありません。

琲世は、滝澤にやられて瀕死の身でしたので、このままだと殺されてしまうと考えたヒデが、館内に放送し、状況を知らせることで助けを請うたのではないかと思います。事実、放送を聞いて、ヒナミや才子、アキラは事態に気づき、駆け付けてきましたからね。

琲世への誕生日プレゼント

オークション掃討作戦から約1ヶ月が経過した12月24日、琲世達がすむシャトーではクリスマスパーティーが開催されます。その翌日、ポストには琲世宛のプレゼントが2つ届いていました。

1つはウタからのクリスマスプレゼント、これはかつて金木研が使っていた眼帯のマスクでした。もう1つは、「金木研へ」と高槻泉のサインが書かれた「吊るしビトのマクガフィン」です。

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この「吊るしビトのマクガフィン」、実はかなり重要なことが読み取れるんです。この本のサインには、「金木研へ」と書かれていますが、これは以前、ヒデが金木にプレゼントするために高槻泉に書いてもらった本なんですよね。

金木もヒナミと一緒にサインをもらっていましたが、この時、金木は「金木」までしか名乗っていません。つまり、「金木研へ」と書かれた「吊るしビトのマクガフィン」は、ヒデの持っていたもの以外にあり得ないんですよね。

さらに、あえて誕生日プレゼントとした所もヒデっぽいですよね。金木研の誕生日は、12月20日なのですが、これを知っている人ってよほど近しい存在ですよね。それこそ幼なじみのヒデぐらいしかいないような気がします。

そうなるとなぜこのタイミングなのかという話になりますよね。金木が記憶をなくし、琲世として捜査官になってから約2年が経過していますので、この間に渡すこともできたはずです。でもしなかったのはなぜか?

その理由は、オークション掃討作戦で初めて佐々木琲世が金木研だと気づいたからではないでしょうか?つまりオークション掃討作戦が初登場の正体不明喰種「スケアクロウ」が、ヒデではないかと考えられるわけです。

顔を隠しているのは金木に喰べられたから?

スケアクロウがヒデなら、金木に喰べられていますので、それを隠すために、顔を布で覆っている可能性もあります。

また、金木に食べられた傷を回復するために、喰種化施術を受けていてもおかしくないですよね。嘉納ではないはずなので、丸手経由で地行博士の施術を受けていることも考えられます。そしてこの施術が後のクインクスに繋がるという流れですよね。

東京喰種の考察|スケアクロウはピエロのボス?

これは個人的な推測に過ぎないのですが、スケアクロウがピエロのボスだと考えることも出来るのではないでしょうか?オークションを仕切っていたのはピエロですし、そう考えるとスケアクロウが管理室のような場所で作業しているのも納得できます。

以前、イトリが金木から受け取ったコクリアの脱走者リストを見て、SS3人の中にピエロがいると話していました。これがピエロのボスかどうかは分かりませんが、ボスが脱走したと解釈することもできます。

ドナートがピエロ内でクラウンと呼ばれる存在だと判明していますが、彼がピエロのボスではない気がするんですよね。ウタは、かつてピエロの首領のことをボスと呼んでいました。

しかし、ドナートを呼ぶ時は、「クラウン」、もしくは「ドナさん」と呼んでいます。このことからドナートは権力者ではあるが、ボスではないような気がします。となると、「東京喰種:re」になってから登場したスケアクロウが、ピエロのボスである可能性はないとは言えないですよね。まぁ可能性は低いかもしれませんが…。

まとめ

スケアクロウの正体について考察してみましたが、やはり一番しっくりくるのはヒデでした。もともとヒデは、探偵の真似事など陰でこそこそ動くのが得意でしたので、スケアクロウの動きは彼に通ずるものがあるように思います。